今年創立40周年を迎えたステュディオ・ダ・ルチザン(STUDIO D’ARTISAN)が、サステナブルなジーンズ「40th EARTH JEANS」発売で、40周年シリーズを締めくくる。

高い技術を誇る“Made In Japan”の精神と、フランス仕込みのクラフトマンシップで作り上げるブランド、ステュディオ・ダ・ルチザン(STUDIO D’ARTISAN)のデニム。創立40周年記念のシリーズ最後を飾るのは、天然素材のみで製作され、“そのまま土に還るモノ作り”をコンセプトに誕生したジーンズ「40th EARTH JEANS」だ。
生地には、遺伝子組み換えや、品種改良が行われる以前(およそ5,000年前)の綿の原種、フォックス・コットン(FOX COTTON)が使われている。フォックス・コットン(FOX COTTON)は、アメリカ出身の昆虫学者であるサリー・フォックス博士が蘇らせた綿。フォックス博士は、綿花栽培で撒かれる大量の枯葉剤や農薬、そして世界の90%以上の綿花が遺伝子組み換えであることに警鐘を鳴らし、自らの手で、農薬を一切使わない完全有機栽培の綿を栽培することに成功している。

「40th EARTH JEANS」の生地は、タテ糸&ヨコ糸ともにフォックス・コットン(FOX COTTON)であり、綿を糸としてつむぐ段階から、自社で制作されている。
タテ糸は、徳島県にて無農薬で栽培された蓼藍(タデアイ)を使用した、阿波正藍を日本の伝統的技法「カセ染め」で染められている。天然藍のカセ染めは、近年主流となっている石油由来の合成インディゴによるデニム染色と違い、力加減やその日の天候&気温に左右され、一定の色に合わせるのが困難である。また、染める・絞る・乾かすの工程が繰り返されるため、時間と手間を費やす必要があるが、糸の芯までしっかりと染まり、天然藍でしか出せない深い発色が生み出されるという。

また、一般的なウェアの縫製糸には、ポリエステルの“スパン糸”やポリエステルに綿を巻き付け紡いだ“コアスパン糸”が使用されているが、「40th EARTH JEANS」はコアスパン糸の代替品として、染色が施されていない綿100%の縫製糸を使用。また、銅などの金属素材で作られるリベット(スタッズ部分)は排除し、糸のみで補強。また、自然由来の木製ボタンを採用することで、ディティールまで100%ナチュラルにこだわった逸品となっている。250本限定のデニムを手に入れて、クローゼットをまたひとつサステナブルに昇進させて。
ステュディオ・ダ・ルチザン(STUDIO D’ARTISAN)WEB: www.dartisan.co.jp |