Now Reading
Lystが2019年度のトレンドを振り返るファッションレポートを発表。

Lystが2019年度のトレンドを振り返るファッションレポートを発表。

ファッション業界最大の検索エンジン「Lyst」が、2019年度トレンド分析を発表。今年、ダニエル・リー(Daniel Lee)を新クリエイティブ・ディレクターに迎えたボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)や、ヴァージル・アブロー率いるOFF-WHITE(オフ・ホワイト)などのブランド検索が多かったなか、「サステナビリティ」や「ジェンダーレス」をはじめ、社会的キーワードの検索数が大きく増加した。
リアーナのランジェリーブランド、サヴェージ ×フェンティ(SAVAGE × FENTY)。Photo by Instagram/@savagexfenty/SAVAGE X FENTY BY RIHANNA

最も検索されたブランドがOFF-WHITE(オフ・ホワイト)だった2019年の主要トレンドは、近年人気を集め続けている「ストリートウェア」だ。なかでも、顧客が新しいスニーカーに費やした平均金額は$192(約¥20,900)と、対前年比39%の上昇。Tシャツに費やした平均金額は、$67(約¥7,300)で、16%上昇した。

また、ボディ・ポジティビティや#Me Tooなどのムーブメントの影響もあり、ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)が、恒例となっていたショーの中止を発表し、北米の50以上の店舗を閉店するなか、 LVMHによるリアーナのフェンティ(FENTY)設立が話題をさらった。多様性を重視しているフェンティ(FENTY)は、立ち上げから1カ月でメディア記事数5,000件以上、ソーシャルメディアインプレッション数700万を記録した。

ADVERTISING

欧米を中心に、多様性や倫理に関する動きが多くみられた2019年。人々は、多様なコミュニティーのニーズを反映するファッションを求め、「アダプティブファッション」の検索が80%、「モデストファッション」の検索が90%上昇。また、「ジェンダーレス」や「ジェンダーニュートラル」といったキーワードの検索数が52%上昇した。個々の価値観を共有するデザイナーやブランドを求める顧客らに応えるためにも、影響力のある多数のブランドが、多様性に向けたキャンペーンやコレクションを発表し、包括性を促進したようだ。

バーバリー(BURBERRY)、ECONYL® 、サステナブル、エシカル
バーバリー(BURBERRY)が発表したカプセルコレクション「THE ECONYL® COLLECTION」。Photos by Instagram/@burberry/Burberry

サステナブルな素材の検索数は、「オーガニックコットン」が52%、プラスチックゴミをアップサイクルした「エコニール(ECONYL®)」が102%、リサイクルされた再生繊維「リプリーブ(Repreve)」が130%、そして、木材パルプから作られる「テンセル(TENCEL®)」は42%上昇し、全体では前年と比べて75%増加。サステナブルファッションの毎月の検索数​は、平均27,000回となった。

一方、過去6ヵ月間の検索キーワード数が勢い良く上昇し、今後も大きな期待が寄せられる5つのブランドには、ローテート by ビルガー・クリステンセン(ROTATE BIRGER CHRISTENSEN)(+27%)や、ジーシーディーエス(GCDS) (+23%)、アリクス(ALYX) (+36%)、そして、サステナブルな生産に力を入れるマリーン セル(MARINE SERRE) (+32%)、クラフツマンシップに焦点をあてているセシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN) (+38%)がランクインした。

ADVERTISING
See Also

また、欲しいアイテムランキング上位には、サステナブルなデニム&スニーカーが並んでいるため、多くのブランドが、素材に慎重になっているだけでなく、寄付プログラムの立ち上げや、リコマースへの投資といった、意義のあるサステナビリティイニシアティブもスタート。2020年も今年に続き、“サステナブルなファッション”への関心が一層高まりそうだ。

Lyst
www.lyst.jp.net/year-in-fashion-2019



Scroll To Top