世界を股に掛けるモデルやフォトグラファー、ブロガーらが推薦する、エシカルでスタイリッシュな旅スポットを紹介する連載企画「エシカル・トラベラー(Ethical Traveler)」。第1回目はサステナブルな生活&旅行を発信しているトラベルブロガーのAnastasia & JP(@travel_leap)が、トリランカ・ホテル(Tri Lanka Hotel)をレコメンドしてくれた。上品な香りの香辛料として愛されるシナモンの産地、スリランカ南部に建築された自然と共存するラグジュアリーリゾートとは!?
“サステナブル”を基盤にしたスリランカ初のホテル。

アナスタシア・ピッティーニ(Anastasia Pittini)と、ジャン=ピエール・ヨルダーン(Jean-Pierre Jordaan)は、南米やアジアを中心に、世界のサステナブルな旅行先やスポットを紹介しているトラベルブロガー。「Travel Leap」の名で活動している二人が今回提案してくれたトリランカ・ホテル(Tri Lanka Hotel)は、モダンでリュクス、そしてサステナブルな滞在をスリランカで初めて実現したホテルだ。

スリランカ南部最大の街、ゴール近郊のコガラ湖のほとりに立つトリランカ・ホテル(Tri Lanka Hotel)は、『コンデナスト・トラベラー』誌や、『ナショナルジオグラフィック・トラベラー』誌などでも取り上げられるなど、自然環境の保全性や持続可能性を考慮したエコツーリズムを極めている。
イギリス出身のオーナー、ロバート・ドルモンドがスリランカに滞在していた当時、理想の地だと悟ったこの場所にホテルの設立を考案。10年もの歳月をかけ、建築家のレイファー・ウィリスの手によって建築された。サステナブルを基盤にしているため、自然界に寄り添ったデザインに仕上がっており、木材はすべて現地のローカル素材やリサイクルされたもの。また、生態系を守るため、マングローブや海岸を保護する活動にも積極的で、樹木や低木の植林を続けている。
森林の中にひっそりと潜む客室。

東南アジアに生息する美しいバニヤンツリーなど、南国の木々の合間に建てらている部屋はコガラ湖に面しており、丘の頂上に立つウォーター・タワーから、らせん状に配置されている。シナモンウッドで覆われたランドマークにもなっているウォーター・タワー内には、レイクビューのスイートルーム3部屋も。自然との共存をテーマにしているトリランカ・ホテルの客室もまた、緑の破壊を最小限に設計され、プラスチック未使用やオーガニックアメニティなど、エシカルにこだわっている。もちろん、美を意識したデザインにも力を入れており、モダンな内・外観のインテリアデザインも堪能することができるそうだ。

ローカルの新鮮な食材を使った絶品料理。

また、ホテルのレストランやバーで提供される食事の原材料は、ホテル内にある畑や現地で取れたものを厳選しており、クラブ・カリーやフュージョン寿司など、コンテンポラリーなメニューが見逃せない。トラベルブロガーのアナスタシアは、シェフのニール・ウェイジャーが作る料理もまた、トリランカ・ホテル(Tri Lanka Hotel)が記憶に残る滞在となった大きな要素の一つだという。彼女のおすすめは、スリランカの伝統的なカレーで、「センセーショナルな食体験を保証する」と語った。
他にも、アユルベーダを基盤にしたマッサージセラピーを受けることができるスパトリートメントや、読書スペースのライブラリー、共同創立者のララ・ドルモンドが考案したQUANTUM YOGAのヨガセッションなど、エンターテイメントも充実している。
「この地は、心の調和を取り戻すことのできる場所」だというアナスタシアは、客室のインフィニティプールの虜に。コガラ湖を眺めながら、何時間もプールでくつろいでいたそう。また、ボートでシナモン農園のある島を訪れ、シナモンティーを飲んだり、シナモンの栽培や収穫の知識を得た彼女は、他にも、スリランカの自然について学ぶ、湖岸沿いのサイクリングツアーも見逃せないと、ホテルでの体験を絶賛した。

Tri Lanka Hotelwww.trilanka.com+94 77 770 8177info@trilanka.com—————————————Anastasia & JP@travel_leapwww.travelleap.co |