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エバーレーンが顧客との間に築いた、エシカルな信頼関係。

エバーレーンが顧客との間に築いた、エシカルな信頼関係。

2011年11月にオンライン限定でサンフランシスコを拠点にスタートしたエバーレーン(EVERLANE)。デザイン性と品質を共に担保しながら、手頃な価格設定を実現したその革新的な企業倫理、経営手法とは?

ラグジュアリーファッション業界をディスラプトせよ。

エバーレーンがサステナブルなビジネスを展開するにあたり掲げる下記のミッションステイトメントを掘り下げたい。

We believe we can all make a difference. 
Our Way: Exceptional quality. Ethical factories. Radical Transparency.

私たち一人一人の力で世界を変えることはできます。
最高品質。エシカルな工場。徹底した透明性。

ファストファッションの台頭の裏側で、劣悪な労働環境、及び低賃金で働く人々の存在が明るみに出てから数年。低価格をウリに販売されているものになりふり構わず飛びつくのではなく、私たち顧客側も適正な対価を払うべき、という意識改革が叫ばれている。しかし消費者にとっては、いくら倫理的にモノを考えても、実際の懐事情を考慮すれば、それが容易ではないことは明らかだ。

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エバーレーンの革新性は、中間業者を通さず、各商品の実際の原価や利幅を公開していることだろう。同ブランドのウェブサイトによれば、伝統的な小売業者は製造原価(=素材+労働+輸送+税金)の5〜6倍に設定しているそうだが、エバーレーンでは2〜3倍の価格を設定している。

私たちエバーレーンは、素敵なTシャツを着るのと同じくらい、正しい選択が簡単なものであってほしいと思っています。それが、私たちが世界中の工場のうち最も優れたエシカルな工場のみと提携し、最高品質の素材のみを使い、その事実を、そして商品一つ一つの製造原価に至るまで皆さんに開示している理由です。この新しいやり方を、私たちは「徹底した透明性(Radical Transparency)」と呼んでいます。

エバーレーンは提携先の各工場に対しコンプライアンスに関する定期的なオーディットを行っており、従業員は自身の処遇や、労働時間、労働環境といった点について評価する機会が与えられている。このようにラグジュアリーブランドの製造も請け負う一流の技術を持ったプロフェッショナルたちとの間に築かれた信頼関係は、消費者である私たちとの間にも「徹底した透明性」という形で受け継がれているのだ。

2021年までに、未使用プラスチックをサプライチェーンから排除。

「あなたが一番最後にプラスチックを買ったのはいつですか?」もしもあなたが私たちと同じように一般的ならば、きっと「今日」と答えるに違いない。そのくらい、私たちの生活にプラスチックは欠かせないのだ。しかし”一度プラスチックが作られたら、それらはこの地球上から永遠に消え去ることはない”、この不都合な現実から目をそらしてはいないだろうか?

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プラスチックのほとんどが包装の用途で製造されているが、ポリエステルやナイロン、アクリルなどのテキスタイル類にも年間6500万トンのプラスチックが使用されている。一見したところ、海洋プラスチック問題とは無関係なファッションブランドもこの問題と向き合う必要があるのだ。

昨年10月にエバーレーンは、廃棄されたプラスチックを再利用したコレクション「ReNew」を発表。シーズン毎に目まぐるしく変わる業界のトレンドを追いかけない、ベーシック且つタイムレスなデザインが特徴だ。長く愛用されるアイテムを作ることも、エバーレーンが目指すところでもある。

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プラスチックが素材として生まれ変わるまでの過程。

先日大阪で開催されたG20でも主要議題にあげられた、プラスチックごみ問題。様々なストーリーとビジョンが詰まったソーシャルグッドな一着で、環境問題に対峙してみては?

エバーレーン(EVERLANE)日本版公式サイト

Editor: Makiko Yoshida
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