スペイン・バルセロナ発のファッションブランド、ボボショーズ(BOBO CHOSES)は2008年にローンチ。地中海の浜辺から2ブロック離れたところにアトリエを構え、ベビー、キッズ、そして大人まで、家族で楽しめる遊び心のあるユニークなデザインを発表し、世界中で人気を博している。

古いおもちゃ工場の跡地を拠点に、この地に伝わる伝統工芸のノウハウを学び活動しているボボショーズが、ブランド設立当初から掲げるサステナビリティに関する考え方がこちら。
「私たちのコレクションは、常に持続可能な生産方法で作り上げられてきましたが、それと同時に、私たちは子供たちが持つパワーを信じています。彼らは時に大人よりも、この問題を理解し、行動し、変化することができるでしょう。環境保全は私たちに課せられた責任ですが、楽しみながら自然を守ることだってできるはず」
「”子供たちを教育し、彼らに携わることは楽しい”。これが、私たちボボショーズのビジョンです。私たちが住む世界をより良い場所にするために、子供と大人をインスパイアすることこそが、私たちがコレクションを創造する理由です。子供たちはこの責任を担うアンバサダーなのです」
ハチは幸せをもたらすもの。お庭づくりをやめないで。

上記に紹介した通り、ボボショーズのモノづくりは地域に根ざしたものであり、さらに持続可能な社会を目指した普遍的なビジョンをデザインに落とし込んでいると言えるだろう。例えば、現在発売中の2019年春夏コレクションのテーマは”TO MAKE A GARDEN”。これには、世界中から消えつつあるミツバチのために庭を作ろう、ハチを守るために声をあげよう、というメッセージが込められている。



田園からインスパイアされたルーズなシルエット、リンゴや梨、スマイルチェリー、カラフルなポピーのフローラルプリントなどの可愛らしいモチーフに加え、エンブロイダリーやリボンをポイントにあしらった”特別な一着”が並ぶ。

全コレクションの75%がオーガニックコットンで作られていることにも注目したい。またその他にはリブ、モスリン、フリース、デニム、コットンリネン、防水ストレッチ素材を使用し、コレクションに奥行きを与えている。

子供だって、「着ること」で環境問題を解決するためにポジティブなアクションを起こせる。その何気ない一着を選ぶときに、グローバルな視点を親子で持つことができる。より良い未来へ向けた、小さな一歩を今踏み出してみませんか?