ファッション界では昨年の10月から“ヴィーガンレザー”の検索が119%上昇し、美容界でもヴィーガンコスメの需要がいっそう高まっています。アンナチュラリー ナチュラルなど、日本発のブランドもトレンドのメインストリームに浮上。そこで、今世界で注目のヴィーガンブランド5選をチェックしてみます。
1. パイ・スキンケア

創設者のサラ・ブラウン(Sarah Brown)が、自身の皮膚に異常を感じたことがきっかけで、安全なスキンケアを造りたいと考え、スタートしたパイ・スキンケア(Pai Skincare)。英「ソイル・アソシエーション・サーティフィケーション」の認証を取得したオーガニック原料だけを用いて、本社のあるロンドンで製造されている。
2. ビオッサンス

セフォラ(SEPHORA)でも人気のビオッサンス(BIOSSANCE)は、特許を取得しているマラリアの治療薬を開発した2003年にスタート。その研究技術をスキンケアの生産に応用し、2006年にブランドを設立した。米FDAが禁止している美容品成分が12種類のみと緩い規制のなか、2,000以上(ヨーロッパは1,376種類を禁止)の成分を禁止。サメ類の肝油からとれるスクワランを使用せず、サトウキビ由来の植物性スクワランを編み出したことで、年間200万ものサメを救っているそうだ。
3. アキュア

スキンケア&ヘアケアに特化したアメリカ生まれのアキュア(ACURE)は、クリスティ・グエラ(Kristy Guerra)が設立。自身の祖母が10年もの間癌と戦ってきたことが、クリーンなブランドをスタートするきっかけとなったそう。フェアトレード基準に沿った原材料を使用し、すべての商品はUSDA認証を取得したオーガニック。なお、動物実験を禁止し、クルエルティフリー・インターナショナルのリーピングバニー認定を受けている。
4. ロリ・ビューティ

「Living Organic Loving Ingredients」の頭文字を合わせたロリ(LOLI Beauty)の創設者は、ティナ・ヘッジス(Tina Hedges)。市販されているスキンケアの、95%が水・防腐剤・合成成分をベースに製造されていることを懸念し、スーパーフードなどを用いた100%ナチュラルで効果的な製品を生み出す。フェアトレード基準に基づいて、地元の農場で有機栽培された食品グレードの原料のみを使用し、遺伝子組み換え作物は排除。奴隷労働や児童労働を根絶する非営利団体「Made in a Free World」の一員でもある。
5. エイキン

オーストラリア発のエイキン(A’kin)では、植物科学者らによる、15年を超える研究と知識を詰め込んだナチュラルなボタニカルオイルやスキンケアを提供。高品質なオイルを世界各国から集め、自国で開発・生産している。動物実験の禁止や、ヴィーガンはもちろん、ハラル対応であることも特徴だ。
【その他の人気ブランド】
エヴォルヴ(EVOLVE)
エルフ・コスメティクス(e.l.f. Cosmetics)
ジュース・ビューティ(JUICE BEAUTY)
ボウシャ(BOSCIA)
ハービヴォア・ボタニカルズ(Herbivore Botanicals)
ハーロウ!(Hurraw!)
ラウア(RAHUA)
ミルク(Milk)