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【保存版】動物実験なしのクルエルティフリーとは!? ── 美容界の“不都合な真実”

【保存版】動物実験なしのクルエルティフリーとは!? ── 美容界の“不都合な真実”

美容界で徐々に知名度が増してきているクルエルティフリー(英:Cruelty-Free)とは、動物実験を行わない美容品を意味する。日々使用しているコスメやスキンケアの多くは、残酷なプロセスのもとに製造されていることがほとんど。悲鳴を上げないウサギやビーグル犬を使って実施され、年間50万頭以上が犠牲になっている動物実験とは!?

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アイシャドウ £9/ビューティ・ウィザウト・クルエルティ Photo by Instagram/@bwcv/Beauty Without Cruelty

「残酷な行為のない」を意味するクルエルティフリーという言葉ですが、美容界では、製品の開発・製造・販売のすべての過程において、動物実験が実施されていないこと指しています。「クルエルティフリー美容」のパイオニア的存在のダウディング夫人(Lady Dowding)は、ロンドン出身で生涯をかけて動物の権利を訴えたそう。虐待のない化粧品の開発や研究に尽くし、1950年代にはコスメブランドのビューティ・ウィザウト・クルエルティ(Beauty Without Cruelty)を設立しています。

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動物実験とは。

美容品の動物実験が開始されたのは、1920年頃だといわれており、実験に使用される動物は、ウサギやモルモット、ビーグル、マウスなど。人体における毒性を確認するための物質を、目に垂らしたり、皮膚に塗ったり、注射で注入したりと様々な方法で刺激を確認します。JAVAによると、コスメに含まれる成分が炎症を引き起こす状態を観察するため、ウサギやモルモットの毛を剃って皮膚に物質を垂らしたり、あえて皮膚に傷を作ってから成分を塗るなどして、肌の炎症過程や皮膚のただれ具合を確認する。

動物実験を行っているブランド。

毎年、美容品のためだけに殺される動物の数は、世界で50万頭を超え*、実験に苦しんだ後には、殺処分されます。現在では、日本をはじめ、中国やカナダ、オーストラリア、南米諸国、南アフリカ、スリランカ、および東南アジア諸国など、数多くの国々で動物実験が可能となっています。

そして、日本をはじめ世界各国の美容ブランドが、動物実験を実施。大手ロレアル(L’Oreal)や無印良品、M・A・C、ニベア(NIVEA)、資生堂(Shiseido)、コーダリー (Caudalie)など、ハイブランドだけでなく、馴染みのあるブランド、自然派をうたっているブランドも動物実験を行っているブランドのリストに名を連ねています。なかには、クルエルティフリーを公表しているにも関わらず、動物実験が義務化されている国で販売をするブランドもあり、見分けるのは非常に困難です。

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*ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル参照。

動物実験を行っていないブランド。

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ブランドとして積極的に動物実験の廃止を訴えかけているウマ(UMA OIL)。 Photo by Instagram/@umaoils/UMA Oils

2013年にEU化粧品指令が制定された欧州連合(EU)では、動物実験を用いて開発された化粧品の販売が全面禁止になり、今ではクルエルティフリーなコスメの世界最大市場。そんなヨーロッパをはじめ、インドや台湾、ニュージーランド、ノルウェー、韓国、スイス、グアテマラ、米カリフォルニア州、およびブラジルの7つの州で動物実験の実施が禁止されています。

美容ブランドで動物実験を行っていないブランドは、ラッシュをはじめ、ジョンマスターオーガニックヴェレダ 、H&M ビューティなど、1000を超える。一方、ここで要注意しておきたいのは、動物実験を行わないことと、ナチュラル系やヴィーガン、高級などブランドのイメージやステータスとの間に相関関係がないこと。例えば、ヴィーガンは動物性成分を配合していないことを意味するため、ヴィーガンをうたっているからといって動物実験を行っていないとは限らない。

中国市場というハードル。

動物実験廃止の障害になっている原因のひとつが、中国市場。中国は、美容界においてアメリカに次ぐ2番目に巨大市場(総額4兆円を超えるといわれている)で、本土で販売されるすべての美容品に、中国の研究所で動物実験を行うことを義務付けています。ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI)によると、各製品はそれぞれ、3匹のウサギで3回の動物実験が義務付けられ、毎年50,000〜120,000匹以上のウサギが犠牲になっているそう。

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なお、2020年の夏に中国が発表したステートメントによると、2021年1月1日付けで、同法律を緩和するとのこと。シャンプーをはじめ、チークやマスカラ、香水といった一般的なコスメ類に関しては、動物実験を実施する必要がないという。一方、ヘアカラーやパーマ、日焼け止め、アンチヘアロス(脱毛防止)、子ども向けの製品などは、動物実験が引き続き行われるので、廃止の実態や今後の動きが注目されています。

廃止活動を行っている団体。

動物実験を禁止している国が世界に40ヵ国あるものの、今も合法化のされている国が多く、美容ブランドが、実験を推奨しているのが実情。そんななか、廃止を訴えかけている団体もあります。化粧品の動物実験の禁止を訴える活動「#BeCruelty-Free」を行うHSIをはじめ、各団体の活動をチェックしてみて。

一部のリスト:

クルエルティフリー認証とロゴの見分け方。

代表的な認証マーク
 

©PETA
認証: 認証: 認証:
リーピングバニー認証 Animal test-free PETA CCF認証
団体名: 団体名: 団体名:
クルエルティフリー・インターナショナル(CCIF) PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会) チューズ・クルエルティフリー(Choose Cruelty Free)
拠点(国): 拠点(国): 拠点(国):
インターナショナル アメリカ オーストラリア
メモ: メモ: メモ:
代表的な認証  知名度の高い団体の認証 世界でも最も厳しい
www.leapingbunny.org www.peta.org www.choosecrueltyfree.org.au

クルエルティフリーなコスメを認証している代表的な団体には、クルエルティフリー・インターナショナルやPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)、チューズ・クルエルティフリー(Choose Cruelty Free)があります。それぞれの団体で、美容ブランドの動物実験の有無を調査し、リストを発表。認証を受けているブランドのウェブサイトやパッケージには、こちらの認証マークが記載されているので、目安に。購入の際には、容器や箱をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

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