夏が近づくにつれ、肌の露出が増え、いつも以上にネイルを塗る頻度が増すもの。しかし、市販されているマニキュアのほとんどには、癌の原因にもなる可能のある有害物質が含まれており、それは、ネイルを塗った2時間後に体内で検出されるほどだ。そこで、品質を保ちつつも、ヴィーガンやクルエルティフリーにこだわった、エシカルなネイルをチェックしてみよう。
1. Kure BAZAAR

“ナチュラル&ファッション性の共存”がブランド哲学のキュア・バザー(Kure BAZAAR)は、パリ生まれのクリーンなマニキュアブランドとして世界的に大人気。化学物質の大幅な削減を可能にした技術革新で、色の耐久性や光沢を保ちつつも、環境に優しいネイルの生産に成功している。また、成分の最大で90%が木材パルプや、綿、トウモロコシ、ジャガイモ、小麦をベースとする天然由来のもので、ネイルの再生サイクルを維持できるフォーミュラを取り入れている。
2. Nailberry

2012年、ソニア・ハリー(Sonia Hully)がロンドンに創業したネイルベリー(Nailberry)には、12の有害成分を除いた環境に優しいネイルカラーが並ぶ。自然だけでなく、動物への配慮もかかさず、PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)認証を得ているため、ヴィーガンでクルエルティフリー。また、美容ラインでは珍しく、動物性由来の成分だけでなく、アルコールフリーであるハラール認証を取得していることも特徴だ。
3. J.Hannah

LAを拠点にリサイクルゴールドを用いた、エシカルなジュエリーを手がけているデザイナーのジェス。自身の名を冠にスタートしたジェイ・ハンナ(J.Hannah)では、ジュエリーに合わせたシックなネイルカラーを展開している。有害成分や動物由来の成分を含まず、ヴィーガンでクルエルティフリー(動物実験なし)のネイルは、すべてアメリカで生産されている。
4. gitti

ジェニファー・バウム=ミンクス(Jennifer Baum-Minkus)が設立したgitti(ギッティ)では、成分の55%が水で構成される植物由来のマニキュアを提案している。もちろんヴィーガンでクルエルティフリーだが、その上、無臭であるため、オフィスや室内で窓を締め切って塗っても気にならない。写真は、エシカルなアパレルブランド「アイヴィー & オーク(IVY & OAK)」とのコラボで誕生した鮮やかなマンダリン・レッドだ。
5. Sienna

オーガニックショップや、ヴィーガンカフェ、ヨガスタジオが並び、環境に配慮した高い生活水準を誇るオーストラリアのバイロン・ベイに誕生したシエナ(Sienna)。創始者のダニエラ・イーガン(Danielle Egan)が自宅で開発した1色のエシカルなネイルから始まり、今では80を超える色が展開されている。国内での倫理的な生産にこだわり、ヴィーガン・アクション(Vegan Action)認証や、世界で最も厳しいといわれているチューズ・クルエルティ・フリー(Choose Cruelty-Free)や、Bコーポレーション認証を取得したノントキシック(非中毒性)であることを徹底。ブランドの象徴でもある容器のキャップ部分は、バイロン・ベイの廃木材を使用しているそう。
6. Nailmatic

フランス発のネイルマティック (Nailmatic)では、成分の80%以上が植物由来のネイルポリッシュや除光液を展開している。有害物質を含まず、石油由来成分の代替成分として、綿やとうもろこし、じゃがいも、小麦、キャッサバからできた溶剤を使用しており、ネイルリムーバーに関しては、100%天然由来。ヴィーガン処方で、クルエルティフリー(動物実験なし)や、フランス国内での生産を徹底している。また、キッズも楽しめるウォーターベースのカラーも揃っているので、要チェック!
7. Sundays

サンデイズ(Sundays )は、創業者でCEOのエミー(Amy Ling Lin)がNYにオープンしたネイルサロン。エコロジカルであることに重きを置き、有害物質を含む製品を扱わないサロンとして人気だ。そんな信念をもったエミーが1年間の研究の末に発表したネイルポリッシュは、10の有害物質を含まず高発色、そして、ヴィーガンでクルエルティフリー(動物実験をしない)とクリーンな処方になっている。