北欧デンマークに生まれ育ち、現在NY在住のメイクアップアーティスト、キルスティンが立ち上げたケアー・ウィス(Kjaer Weis)では、彼女が美容界で得た知識をもとに、体に害のないコスメを提案している。ブランドの象徴ともいえるリフィル(詰め替え)可能なケースも要チェックしてみて。

ブランド情報
WEB: kjaerweis.com クルエルティフリー? ヴィーガン? |
デンマークの農場育ちというケアー・ウィス(Kjaer Weis)の創設者キルスティン・ケアー・ウィス(Kirsten Kjaer Weis)は、メイクアップアーティストとして『VOGUE』や『ELLE』をはじめ、各国のファッション誌で活躍。華やかなライフスタイルを送っていたものの、撮影現場でモデルらの会話から漏れ聞こえる、コスメが原因の肌荒れや、アレルギー問題に、疑念を抱いていたそう。「刺激的な合成物質を含んだコスメが、肌や健康を犠牲にしている」と確信したキルスティンは、自然に囲まれて育った経験と、ビューティ界で得た知識を活かし、オーガニックの原材料でありながら、ハイブランドのクオリティを保つという、これまでにないアイシャドウやチーク、リップを生み出すことを決断した。

ケアー・ウィスでは、すべての成分がオーガニック認証を取得しているわけではない、と自社ウェブサイトで公表していながらも、95%の成分がオーガニック、それ以外がナチュラル成分*で、安全基準を満たしているという。また、一部でビーワックスを使用している以外は、ヴィーガンでクルエルティフリー(動物実験未実施)となっている。*3年間禁止された化学肥料を使用せずに土作りされた畑で栽培した原材料を「オーガニック成分」、一般的な畑で栽培された原材料を「ナチュラル成分」と定義している。

ブランドの象徴的存在でもあるケースのデザインを担当したのは、ディオール(DIOR)やコムデギャルソン(COMME des GARÇONS)をも手がけている、アーティストでクリエイティブ・デザイナーのマーク・アトラン(Marc Atlan)だ。スカンジナビアン×NYなムードが漂い、ミニマルでありながらも、シックで高級感溢れる。そして、ほとんどすべてのアイテムはリフィル式で、使いきった後に中身を交換することが可能。こうすることで、破棄を減らし、エシカルなブランドとしての役割を果たしている。ちなみに、ケースの詰め替え方法は、ウェブサイトに明記されている。